81.魂の距離に応じた付き合い
「群れたがる人や弱い人は、価値が無い、ダメな人だ」みたいに捉えられてしまったかもしれませんね・・・。
そのような趣旨ではないことをご理解いただければ幸いです。
さて、今回は「魂の距離に応じた付き合いをしていきましょう」というお話しをさせていただきます。
そもそも、人間関係を深めていくことができるのは、お互いに魂の縁が近い、つまり、ソウルファミリー、ソウルメイト、ツインソウルといった存在だということです。
そういう相手でなければ、人間関係を深めていくことは難しいのです。
もちろん、不可能ではありませんが。
魂の縁が遠い、距離が遠いというのがどういうことかと申しますと、例えば、恋愛です。
占いで「この二人は相性が良くないな・・・」という場合がよくあります。
このような場合、「相性が悪いので、別れなさい」というのも一つのアドバイスではあるとは思いますが(笑)、魂の距離が遠いからといって付き合ってはいけないということは全くありません。
二人の人間関係で何かしら学びが生じ、二人がそれを得たいと思ったから出会って一緒にいるのであって、それを魂の距離だけで判断し、スパっと切ってしまうのはもったいないことです。
もったいないだけではなく、未練を残したまま別れてしまうと、また似たような人と出会って、また同じようなことを繰り返す、輪廻のループに陥ってしまいます。
私といたしましては、私は同じことを繰り返す、堂々巡りの輪廻ループが好きではありません。
学びは一期一会。一回で学んで、一回で終わらせたいと思っています。
では、どうして魂の距離が遠い人とわざわざ出会うのでしょうか?
物事は、対比(コントラスト)があればあるほど、はっきりと理解することができますよね。
自分と全く違う性質の人というのは、自分とのコントラストが大きいので、いわば自分を理解するための「鏡」として有効に使うことができる、という訳です。
魂の距離が遠い人の考え方を理解することは難しいのですが、こうした「理解できない経験」を通じ、自分が何をやりたいのか、本心が何なのか、自分の柱を確立することができるのです。自分の本心に気付き、揺らがなくなって、納得できたときに、その魂の距離が遠い人はパーンと離れる、ということになります。
このような感じで、魂の距離が遠い人は、自分に何かしらの学びをくれる人です。
もちろん、話は全然合わないし、一緒にいると気まずいし、落ち着かないし、疲れるし、さっさと帰りたい、という風になります(笑)
なので、会うときは時間を決めましょう。
ビジネスと同じです。
「30分だけ時間を取ってください」といった感じです。
学ぶものを学べば、「ではお時間なので、それではまたどこかでお会いしましょう。」と言って別れる。
こういうことの繰り返しで学びを深めていきます。
それでは、魂の距離が近い人はどういう人なのでしょうか?
魂の距離が近い人には、いくつか特徴があります。
「この人には胸の内を話せる」
「初めて会った気がしない」
という感覚が生じたり、
目を見て普通に話せるとか、
身体の緩み具合をチェックしてみるのもいいですね。
あとは、話が盛り上がって20分くらいかと思ったら3時間経っていました、みたいなことも結構あります。
ここで一点注意なのが、「共通の趣味で盛り上がる」というのは、違うかもしれません。
これも以前申し上げましたが、共通の趣味があることはそんなにありません。
同じ野球チームのファンだとか、同じアニメの話題で盛り上がれるとか、趣味が同じ人というのは、つまり「同じ趣味があるという条件」が付いている関係性なわけです。
条件が付いた人間関係は、十中八九、魂の縁は深くありません。
もちろん、魂の縁が深い人で、趣味も合うという、最強のパターンもなくはないです。
しかし、こういう表面上の話題が盛り上がることと、魂の距離の近さというのは関係ありません。
あくまで、体の緩み具合とか、初めて会った気がしない、という感覚で判断していきます。
大事なことは、魂の距離が遠いからといって人間関係を築く努力をしなくていいということではないということです。
出会ったからには、必ず何かの学びがあります。
もちろん、些細な学びで、ちょっとだけ出会うということもありますけどね。
何かの学びのために出会ったからには、最適な距離をとりましょう。
魂の縁が遠い人であれば、会う時間を長く設定しないようにする。
仕事のときに10分だけとか、
お茶に誘われれば、「次の用事があるので、20分だけ」とか。
自分にストレスがかからない付き合い方をしましょう。
魂の距離に応じた人間関係の距離を保つことで、エネルギーがしっかり循環するので、疲れません。
「この人と会っていると、なんだか疲れる」という場合は、その間合いが近すぎるか遠すぎることが原因です。
会う頻度や環境を変えてみることも一つの手段ですね。
それでは本日はこの辺りにいたしましょう。
どうもありがとうございました。