80.深さ、奥行きと範囲
今日は、「深さ」と「奥行き」についてお話しいたします。
人間関係は、基本的に「広く浅く」か、「狭く深く」のどちらかになります。
もちろん「広く深く」という方もいらっしゃいますし、引きこもりをやっていれば「狭く浅く」という場合もあります。
「広く深く」というのがどういうことかと申しますと、まずは人間関係を広げ、縁がある人とは関係を深める。またそれに伴って人間関係が広がっていく。
そういう、浅いところと深いところの凸凹がある人間関係という感じです。
皆様はどちらが心地いいでしょうか?
もちろん、広かろうが狭かろうが、そこに善悪は全くありません。
あえて語弊を恐れずに申しますと、エネルギーが弱い人ほど、集団で群れたがる傾向があると思います。
私が見ている範囲では、オフ会の主催をされている方は、エネルギーが弱いことが多いですね。
表現が悪いですが、「弱い犬ほどよく吠える」という言葉の通りだと感じます。
反対に、RSをインストールされたり、オフ会でメインで行動されるような方は、そういうエネルギーが弱い方とは波長が合わないかもしれません。
いずれにせよ、どのような人たちといると、自分が心地よく感じるのか。その点について、自分の本心に対して嘘をつくことはしないで欲しいのです。
多くの人と接触をするということは、人生のタイムリミットが同じだとすると、一人ひとりと接触する時間は短くなりますので、一人を深く理解するということは、当然難しいですよね。
したがって、自分が人間関係の中で何を求めているのかをきっちり自覚して行動することが大切です。
私自身は、皆様ご存じかもしれませんが、ソウルファミリーと出会い、ラブラブになり、様々な愛を体験する。だから、不特定多数の浅い人間関係については、ほとんど興味を持っていません。
冷淡だと思われてしまうかもしれませんが、私はそういう考えを持っています。
もちろんお金をいただけるのであれば、そのいただいたお金の範囲内でお相手はさせていただきますけれど。
このように、私自身は、「狭く深く」の人間です。
ただ、ポイントがあります。
2:6:2のバランスについて以前お話しいたしましたが、狭く深い人間関係を築くことができれば、それ以外の人間関係が全く必要ないかというと、そうではありません。
人間関係をそこで閉じてしまうと、せっかく狭く深い人間関係を築くことができたとしても、その中でまた2:6:2の法則が働き、離れたり敵になる人が出てきてしまいます。
だから、人間関係を狭く閉じてしまうのではなく、広げていくことも重要なのです。
人間関係は、エネルギーと似ています。
停滞し、淀んでしまうと、あまりいいことはありません。
基本的に、流れ、「リュウ」です。
流れて循環することが必要です。
同じ人と学びを深めて狭く深くすること。
新しい出会いを求めて世界を広げること。
その両方が必要です。
そうしていく中で、自分がこの世界を創造する主になることができるようになっていきます。
先ほど、「弱い人ほど群れる」と申しましたが、それはどうしてでしょうか?
「植物の根っこ」を想像してみていただきたい。
どういうことかと申しますと、植物の根は、ゴボウのように深くて太いものは、一本しかありませんよね。
逆に、イネ科の植物のように、細い根っこがひげのようになっているものは、浅くて何本も生えています。
イネ科の弱点としては、「すぐに引っこ抜かれてしまうこと」です。
ゴボウはなかなか抜くことができません。つまり、「揺らがない」ということ。
イネ科は、細い根っこ=仲間が沢山集まっていますよね。
小魚の群れのようなものです。
再度申し上げますが、どちらが良い、悪い、ということを申し上げたいわけではありません。
ただ、自分が生きやすい世界を創りたいのならば、ゴボウのような太く揺らがないエネルギーが適しています。
イネ科の根っこのような細く浅いエネルギーでは、非常に時間がかかってしまって難しいと思います。
群れて愚痴を言い合うのが関の山、という感じだと思います。
もちろん、影響を広げたいということであれば、多くの人を巻き込むことが必要です。
しかし、多くの人を巻き込みたいのであれば、ゴボウのように、太く深い根っこを張っていることが必要です。
太く深い人間関係を築くためには、まずは何か自分自身が熱中できるものを見つけて、それをとことん追求して欲しい。
その熱中できるものは、他人に評価されるものである必要はありません。
しかし、そういった深さをもっている人、いわゆる「ヲタク」みたいな人もそうですが、何かしらこだわりを持って深いところまで根を張っている人は、群れる人たちからすると、非常に魅力的に映ります。
多くの人を集めたいと思っている人は、一つのことに対するこだわり、深さを意識していただければと思います。
では本日はこの辺りにいたしましょう。
どうもありがとうございました。