29.2:6:2のバランス
地球の法則を知って、自分にとって大切な人や物事を見極めて、注力することが大事だよ、って話。
今日は、2:6:2の黄金比について解説します。
2:6:2、あるいは、2:8ということもありますが、この地球で生きていると、この配分が自然と適用されます。
例えば、腸内細菌の話が有名です。
腸内細菌の全体を10とすると、2が善玉菌、6が日和見菌(ひよりみきん)です。自己主張があまりなく優位な方につく、という菌です。一般社会でもよくいますよね(笑)
残りの2が悪玉菌。
「悪」といっても、腸内で果たしている役割が無いわけではないですが、悪玉菌が増えてしまうと、腸内環境が悪化し、思考もネガティブになります。
腸内に悪影響があるのであれば、サプリや薬を服用して悪玉菌を全て駆逐したいと思いませんか?そうすれば善玉菌と日和見菌だけになって、腸内環境がとっても良くなるんじゃないかと。
腸内細菌の数の合計が1,000万だとします。2割に相当する200万の悪玉菌を全滅させると、全体の菌の数は800万になります。
こうなると、200万の善玉菌と600万の日和見菌しかいない状態になると思われるかもしれませんが、実は、日和見菌が増殖し、その一部が悪玉菌に変化して、2:6:2のバランスに戻ってしまいます。
つまり、「自分のアンチを排除しても、ファンの中からアンチが生まれる」という現象が起きます。どうやらこれは、地球におけるルールのようです。
私も良くやってしまうことなのですが、自分が好きな人だけを大切にして、嫌いな人を排除してしまう。こういうことをすると、好きな人だけの集まりだったはずが、その集まりの中から、好きな人と嫌いな人が生まれてしまいます。
だから、色々な人と出会って、自分の周りにいる人の全体数を減らさないようにすることは大切です。
もう一つ有名な話をしましょう。
「働きアリ」のお話です。
働きアリは、すべてのアリが勤勉に働いているように見えますが、実際に働いているのは、すべての働きアリの中の2割しかいません。残りの8割は怠けているそうです。
優秀な2割の働きアリだけを集めた集団を作ると、何倍もの早さでアリの巣ができるのでしょうか?違います。それは、優秀なアリだけを集めた集団の8割は、なぜだか怠けてしまうからです。
面白いですね。
人間も地球上で生活している以上、地球のこのルールにある程度縛られます。
どんなに勤勉で優秀な人だけを集めた部隊でも、怠ける人が出てきます。
プロ野球で、金をかけて優秀な選手だけを集めた球団が常に日本一になるはずですが、必ずしもそうならないですよね。
この法則を知ったうえで、色々なことを考えていってくださいね。
一つ言えるのは、どんなに素敵なことをやっても、どんなにいい商品を提供しても、アンチが2割出てくるということ。
アンチにも波動の高いアンチ、低いアンチがいます。
波動が高いアンチは、「私はこれは合わなかったので、必要ありません」と言って勝手に離れていきます。争いの波動を出しません。だからアンチの2割がいることにも気が付かないかもしれません。
大変なのが、波動が低いアンチです。
「アンタのこれがおかしい!この対策をやってないじゃないか!変だろう!」って攻撃してきます。
攻撃的なアンチが発生したときは、自分の波動が低くなっていないか、争いの波動が出ていないか、ぜひ内省してくださいね。
ちなみに、波動が低いファンというのは、ホストに貢いでいるメンヘラの子、みたいなイメージです。
こういうアンチへの対策というのは、前回お話したことと同じです。戦闘力を高めましょう。波動を上げましょう。
逆に言うと、どんな場合であっても、2割の人は絶対にファンでいてくれるということになります。
そういう人に支えてもらえると、戦闘力があがります。この2割の人を探すことはとても大事なことです。
しかし、気付けないひともいる。だから、ちゃんと認識してほしい。目の前の人が、2:6:2のどの部分の人なのか。
6に属している人は、イメージでいうと「条件付きの愛」の世界で生きている人です。
条件付きというのは、例えば、私が料理を作るのが上手いとして、その料理のファンになる、ということです。
そういう人は、私が料理を作るのを止めてしまったり、料理の写真をインスタにアップするのを止めると離れていってしまう。そういう程度のレベルの人のことです。これが日和見菌レベル。
無条件に愛してくれる善玉菌の2割の人を見つけたら、とにかく、自分からラブを出してください。
絶対に何をしても嫌われることはありませんので、勇気を出して「あなたに興味があります」とアプローチしてください。それが戦闘力を上げるコツでもあります。
私はしょっちゅうラブを送っています(笑)
大切なのは、アンチの2割について、否定して排除しないことです。
排除してしまうと、日和見の中からアンチが生まれてしまい、全体の数が減ってしまいます。アンチに対しては、ブロックして排除しないけれども、相手もしない。無関心でいいんです。
アンチも、ときどき学びになることを言うことがあります。それはそれとして受け入れますが、アンチが言ってくるネガティブな内容を全て鵜呑みにして受け入れる必要は全くありません。そんなことを繰り返していると、自己価値がどんどん下がってしまいますよね。
一つ大事なこと。日和見の人を教育したり、変えようとしてはいけません。
例えば、打つのは危険だということを、時間を掛けて資料を集めて説明したとしましょう。
日和見は「うん、そっか、わかったー♪」とその場では言うかもしれません。
しかし、1週間後、「職場の同調圧力が強かったから打っちゃった。テヘ☆」みたいなことがおきます。日和見の人は、多数派になびくからです。そうなると、自分が説明に掛けた労力も時間も無駄になりますよね。
ちなみに、腸内の日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のいずれかが優勢になると、一斉にそちらの味方になる性質があるそうです。
大切な2割だけに注力することで、結果的に日和見たちの行動に変化を起こすことができる可能性があるということ。
日和見に注力するのはコスパがとても悪いので個人的にはオススメしません。
では今日はこのあたりにしましょう。
ご視聴ありがとうございました。