30.直感を使うメリット

この世界では、行動しないと、現実は変わらない。じゃあ、自分が望んでいる未来に行くためにはどんな行動をすればいいの?そのためのナビが「直感」なんだ。

直感はめちゃくちゃ大事ですが、直感だけで生きていると、実は外すこともたくさんあります。今回は、直感のメリットとデメリットについて語らせていただきます。

まず、直感のメリットについて。

直感ってそもそもなんなのでしょうか?

脳は「過去のデータ」の貯蔵庫です。例えると、図書館の司書のような存在です。

その人の肉体が体験してきたことは、脳に貯蔵されています。ブラウザのキャッシュと同じような感じですね。

過去の体験と同様の状況が発生した場合、その貯蔵しておいたデータが再生されます。

私は先日、長崎にあるカキ小屋に行きました。殻付きのカキをたくさん購入して、炭火で焼いて食べところです。

カキの殻をこじ開けるときに素手でやってしまうと、カキの汁が飛び散って手をやけどしてしまいます。こうした体験をすることで「カキを強引にこじ開ける→手をやけどする」というデータが脳の中にインプットされます。

その次にカキ小屋に行ったとき「あ、素手でやっちゃだめだよ!ちゃんとカキ開けの道具をつかいなさい」ってなります。

だから、右脳、左脳をひっくるめて、脳というのは生命を維持していく上でとても大切だと言えます。でも過去の記憶に縛られて生きていくことって、動物だってできることですよね。

「カキでやけどをした」という経験が強烈に脳に残ってその記憶に縛られてしまうと、次回カキを見たときに、「やけどをしたくないから、私、このカキ、食べたくありません」という風になってしまう。せっかくのチャンスを逃すことになってしまいます。

本当に自分が体験したいことがあるのであれば、恐怖に打ち克ち行動を起こさないと、現実は変わりません。

恐怖に負けてしまう人が圧倒的に多いので、この世界は「変わらない」んです。

私はこういう、恐怖に負けて行動できない人、深い思考ができない人のことをリスザルに例えて「リスザル人間」と呼んでいます。

ちなみに、私は「リスザル人間」に労力や時間を割くことはありません。

もちろんいい「リスザル人間」はたくさんいますよ。

農家の「リスザル人間 」は農作物を作ってくれます。

漁師の「リスザル人間 」は魚を獲ってきてくれます。

私の大好きなカステラを作ってくれる「リスザル人間」だっています。

ちなみに、本物のリスザルは、とってもかわいいです。「長崎バイオパーク」でふれあうことができますので、機会があればぜひ肩に乗せてみてくださいね♪

「リスザル人間」は、愛おしいし可愛い。ただ、司令官みたいな変な奴に変なことを吹き込まれているから被害にあっている「リスザル人間」もいっぱいいる。そういうことです。

他人を「自分と同じ人間だ」と思うと、他人の行いが許せなかったり腹が立ったりしますが、「リスザル人間だ」と思えば腹も立ちませんよね。

私はリスザルが好きなのでリスザルに例えていますが、皆様の好きな動物、ネコや犬なんかだと思って、対処していただければと思います。

本題に戻りますね。

脳は、肉体を持って体験してきた3次元の世界のデータですが、「直感」は、俗にいう4次元、5次元の世界のエネルギーなんです。

高次元の世界には「時間」と「空間」がありません。私が「こうなるぞ」と意図した瞬間に、高次元の世界のエネルギーがパパパパパッっと固定されます。

例えば1週間後にデートすると決めたとしましょう。

デートの日に有給休暇を申請し、電車の切符を購入し、ラブホテルを予約して、お金を振り込んだとしましょう。こうして本気になれば未来が確定しますので、1週間後のデートをするという周波数に合わせたことが起きます。

未来を強く確定させれば確定させるほど、その周波数に今の周波数が引っ張られていきます。

反対に、1週間後、嫌な会議があって会いたくもない上司を見なければいけない、ハァ。。。嫌だ、、、。そんな風に思っていると、その1週間後の低い周波数に現在の周波数が引っ張られて、どんどん下がっていきます。これってとってももったいないことですよね。未来って決まっていないんですよ。

スピ系で「今だけを見ましょう」「今を生きましょう」と言いますが、私は、「未来の設定をしっかりすれば、今がついてくる」と思っています。望む未来を決めたとき、そこに行くために必要な「ナビ」が直感です。

直感は高次元のデータ形式なのですが、3次元の肉体で脳が体験したことがないと、高次元データを解凍して脳内で再生することができません。

1週間後にデートするのであれば、「こうすればいいよ」「ああすればいいよ」という指令を、直感という形式で未来から送ってきますが、脳は再生できません。食べたことのない食材の味を想像することってできませんよね。それと同じです。

ではどうすればいいのか。

「なんとなく、これをやってみたい」とか、「妙にあれが目につくな」みたいなことに注目してください。

今まで素通りしていた道ばたで「人生が変わる!0.02ミリ」って書いてある変な自動販売機が目に入る。なんなんだろうこれは?あ、これって、あれじゃないですかー♪っていうことが起きる。これって、未来にラブホテルを予約したから、目に入ったんだよね。男性目線の例えばかりで申し訳ありません(笑)

未来を確定させたら、あとは自動操縦です。

目に入るものとか、これをやってみようかなとか、普段は服を気にしないのに、今日は妙にあそこの服が気になるなとか。そういう感覚に従って、やりたいことを全部やるだけです。とても楽勝ですね。

直感に従った行動は、とてもワクワクして楽しいんです。これが直感の良い使い方です。

ただ、直感に従っていても、外すことは結構あります。なぜなら、直感が送ってきているのは、肉体では「未体験」のデータなので、その読み取りを失敗することは当たり前のように起きます。

だから、ゼロヒャク思考はやらないほうが良いんですよ。

直感は全て正しい。

脳は全て間違っている。

そんなことは全くありません。

こうして文章を起こしている時にも、脳をちゃんと使っています。脳に感謝しないといけませんよね。

脳の判断にばかり頼っていると、過去のトラウマに縛られて、新しい行動を起こすことができない、なんてことにもなります。

「やってみたいこと」があれば、それをやっている未来に向けて直感にしたがって一歩踏み出してみる。やりたいなら、それをやる方法を考えましょう。

カキを食べたいなら、やけどせずにカラを開ける方法を考えましょう。軍手をするとか、ナイフを借りるとか、誰かに開けてもらうとか。手段にこだわる必要はありません。

このように直感を使えると、とてもよい流れが来ると思います。

逆に直感を使うデメリットはほとんどありません。

強いて言えば、普段働いてくれている脳の大脳新皮質(理性、人間性、社会性、創造性などを担う部位)を否定して、なんでもヒラメキ、直感だけで生きていると、この社会の中で生きていく中で、痛い目に会うこともたくさんあります。

暗号通貨サギに引っかかった私のような人間がいることからもそれは分かりますね(笑)

つまり、この社会において、必要な情報を自分で収集して検討するという過程をすっぽかし、何でも直感だけで動くというのは、ものすごくリスキーです。止めてくださいね。

直感と脳のデータの使い分けができるようになれば、この世界がとても生きやすくなりますし、脳の負荷も減るので、エネルギーを脳の思考以外に回せるようになります。

直感は未来からのメッセージ。

未来を確定させ、そのあと起きることを観察し、それが魅力的ならやってみる、というこの流れ。皆様、脳にインストールしてくださいね。

それでは今日はこれまでにいたしましょう。

どうもありがとうございました。