3.波動や周波数のスピ的解釈

波動(周波数)が高いって、常識にとらわれず発想が豊かで、たくさんの物事が見えていて、行動の選択肢が多く、自由に動き回れることだよ。でも、人間は波動が上がったり下がったりする。どっちの状態も必要なんだ。

今日は、「波動」とか「周波数」とか、そんな話をします。

まず、私が語る「波動」は、理系の方やプロの方が言う、高周波とか低周波とかとは全然違います。あくまでスピ系の人が使う「波動」という単語を解説していきます。

これはね、また極端な意味で使っている人が多いです。「波動が高いほど偉い」とか「波動が高いほど神に近い」とか。

そんなニュアンスで使ってる人もいるので、この単語にすごいアレルギーを持ってる人がいるけど、もったいない。

俗にいう量子力学とか、スピ系が使う波動の定義について押さえておいていただこうと思います。

まず、波動も周波数も似たような意味で、ほぼイコールで使えるので、「波動」で統一します。

波動が高い、低いっていうけど、まず大前提で、「高いからいい」っていうことではないです。

勘違いしている人が結構いるんだけど、「波動が高い」っていうと「レベルが高い、高次元だ、だから私は選ばれた人なんだ」っていう痛い人がいるんだけど、全然違います。

まず、人間っていうのは、波動が上がり下がりするんですよ。

簡単です。イメージでいうと、感情が温かくて、ふわーっとしてて、体が緩んで。俗にいう喜びとか、感謝とか、ちょっと意味が広いけど、愛とか。与える意識とかね。

まあそういうレベルの感情、体が緩んで温かくなるような心。そういうのを波動が高い状態って言います。

逆に、よくいう「何々すべき」とか、「しなきゃならない」とか、視野が狭くなっちゃったり、暗かったり、重かったり、つらいとか。

怒りとか、悲しみとか、色々あるけど、ヘドロみたいな感情ね。重くて冷たくて、地縛霊みたいな波動。

それを俗に「波動が重い」って言います。

だから、

どんなに波動が高い人も、時には怒ったり、「テメェ、ぶっ〇すぞ!」とか、「チョーシこいてんじゃねぇぞ!」って言うときがあります。

私もたま~に言っちゃいます(笑)

結局、「平均値」なんだと思うんですよ。いつも喜びとか、何か自分を楽しませるものにフォーカスしている人は、平均的に感情が波動が高い方にいる。こういう人を高い人っていう。

波動が低いっていうのは、「これやんなきゃ」とか、他人の価値観で生きさせられてるとか。日常そういう状態が多い人は波動が低いってことになると思います。

もちろん、波動は単に高い低いであって、そこに「善悪」はないんです。そこになんの選別意識もないんですけど、

波動が高い方がいいって言われるのは、簡単に言うと「波動が高い=自由度が高い」ってこと。

例えとして適切か分からないけど、「大学」とかと思って欲しいんだ。

例えば。

大学を卒業していれば、大卒以上の仕事を選べるのはもちろん、高卒以上とか学歴不問の仕事も選べるよね。

すごく頭がいいのに学校が合わなくて中卒になった人は、大卒が前提の企業とか受けられない。それって自由度が低いっていうことになる。それと一緒。

波動が低いっていうことは、自分の環境を変えられない。

例えば「家族がコ〇ナ脳です」とか、

お金が全然なくて何もできませんとか、

最悪の場合、視野が狭くなって「自殺」っていう文字しか見えなくなって死んじゃう。

それよりは、視点を高くして、執着やこだわりがあんまりなくて、「こっちが無理ならあっちに行けばいいや」ってできる状態。この軽さが、波動の高さとイコールです。

温かくて軽くてふわーっとするっていうのは、波動が高い人。

だから波動が高い状態で生きていると、「気付き力」が上がります。要は視点が広い。

視点が低いところから見ると、「壁があって進めない」って思ってしまっても、高いところから見ると「あ、こっちに抜け道があった」っていう感じかな。

これは実話ですが、ある人がこのご時世、借金をすごい背負っちゃったのね。

借金を返すために、金融公庫とか銀行みたいなところからいっぱい融資を借りて、その借金で借金を返すみたいなことをしていたんだけど、私がある話をしたんです。

「あなた、持ち家じゃないんだよね?車もカーリースだよね?離婚もしていて家族もいないよね?」

「銀行だって、お金がなければ差し押さえできないんだし、いっそ借金を返すのをやめて暮らしたらどう?督促状とか変な郵便物が来たら私が破いてあげるから」

って言ったのね。

これがモラル的にどうかという問題は置いておいて(笑)、この人にとって「お金を返さない=死」っていうレベルにいたのが、

「ああ、なーんだ。会社員じゃなくて、個人事業主で、財産がなければ取られるものもない。殺されることもないんだ、闇金じゃないから大丈夫じゃん」って。

その人をうちに呼んで、ご飯も食べさせて、海に連れて行ったりね、いい電車に乗せたりして楽しませたりしたら、勝手にその人は業績がよくなって、借りなくても返せるようになったんです。

もちろんその人の借金は億単位だったんで、まだ全然返せてはいないんだろうけど(笑)少なくとも別人みたいになっちゃったってこと。

要は、視点を高くするか低くするか。これは波動の高い低いと一緒。大事なのはね、

波動が高い人が、ずっと高く保つことに縛られるっていうのも、めちゃくちゃ不自由な状態だってこと。

無農薬野菜とか、波動が高い塩とか、そういうものしか食べませんって人は、波動が高いようでいて、実は低いんですよ。なぜかというと、自由度が低いから。

「『波動が高いものオタク』の波動が低い人」っていうことになる。

で、こうやってみると、低いって悪いように思うでしょ?全然そんなことはない。低いっていうのは視野が狭いっていうこと。

この状態を、「水鉄砲」と一緒だと思って欲しい。水鉄砲は小さい穴に絞って、強い圧力をかけているから、破壊力があるじゃん。

ウォータージェットみたいに、水圧で鉄も切れちゃう機械だってある。

「波動が低い人の現実が変わらない」っていうのは、それだけ「現実を作るパワーが強い」ってこと。

だから、「絶対こうなりたいんだ」っていう強い目標を見つけて、あえて波動を下げ、「達成できなければ俺は死ぬ」っていうくらい追い込む方が、現実化というか達成度が上がることがあるんですよ。

波動を上げるのは大事です。さっき言ったように選択肢を増やす意味で、喜びにフォーカスして生きるって大事です。

愛している人と一緒に暮らすとか、自分が喜ぶ食べ物を食べるとかね。好きなところに出かけるとか。それは選択肢を増やすために大切なことだけど、

必要だったらいつでも波動を下げて降りて来られるようにすることも、また大事なことなんです。

波動を上げる、喜びの感情を増やすっていうのにフォーカスしつつ、波動を高く保つことに縛られすぎて、逆に不自由にならないように生きていただければと。

そのように考えております。それでは今日はここまでにしましょう。

ありがとうございました。