88.神の属性
私のムコアでのお話しも最終回となりました。
ムコアのコンセプトは「スピリチュアルな話しをする土台を固めること」でした。
土台が無いと魔(間)に入られ、騙されてしまうからでしたね。
皆様、このブログをここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
はい、それでは最後のお話しのテーマ、「神の属性」です。
以前、天津神と国津神、つまり、古代人とか宇宙人の魂の神についてお話ししましたが、今回は全ての神をひっくるめて、神が持っている「属性」についてお話しします。
細々した神の名称についての知識はそんなに必要ありません。
同じ名称の神でも、和魂、幸魂、荒魂、奇魂、どの方向性を強調するのかによって、エネルギーが全然異なりますから、1つ1つ細かく暗記する必要はありません。
それに、身体の感覚が研ぎ澄まされていれば、神の名称や属性についての知識が無かったとしても、属性を感じ取ることができるはずです。
「うーん、この神様、名前は知らないけれど、なんか風のパワーが強いな」とか、
「この神様は、炎みたいな感じで温かいな」とかいう感じですね。
覚えておいていただきたいのは、あくまで一般的、大枠の知識です。
それでまず、水の神。
水は「情報」という意味と、「浄化」という2つの意味があります。
水の神とシンクロし、そのパワーを得ると、「魚を食べると頭が良くなる」みたいなことではないですが、左脳に好影響があったり、余計な情報を洗い流して綺麗にしてくれます。
祓戸大神(はらえどのおおかみ)という、魂の雑音を消し、浄化してくれる神様たちがいます。
「祓戸(はらえど」とは身の汚れを祓う儀式を行う場所のことですが、そこに宿っている神々の総称を祓戸大神といいます。
その祓戸大神のうち、
の4柱を「祓戸四神(はらえどよんしん)」と呼んでいます。
この4人のうち、瀬織津比売神と、速開都比売神の2人は水の属性です。
瀬織津比売神は地球上の水全てを司っている一方、速開都比売神は河口で待ち構えている神で、規模は異なりますが、属性は同じです。
水という属性は、罪や穢れを流して自分を整えたり、情報を整理したりという側面を持っていますね。
次は、火の神。
火は、「一念発起して新しい行動を起こす」、「多くの人を集めて盛り上がる」、あとは、「焼き畑のように情報を伝え拡げる」、といった感じのパワーを持っています。
有名なのが八幡宮の誉田別命(ほんだわけのみこと)です。
武士に信仰された神なのですが、それは、旗揚げ(兵を集めて戦いを起こすこと)に良いとされたからです。
何か新しいことを始めるときや、自分の思いを多くの人に伝えたいというときは、火の属性を持った神に会うと良いとされています。
火の属性を持った神に会い、シンクロし、そのパワーを宿すことで、こういったパワーが得られます。
続いて、土の神。
土には、思いっきり「固定」という意味があります。
有名なのが、納涼床(のうりょうどこ)で知られる京都の貴船神社(きふねじんじゃ)です。
- 高龗神(たかおかみのかみ)(=白い龍神)
- 闇龗神(くらおかみのかみ)(=黒い龍神)
という水の龍神を祀っています。
これらの水の属性によって穢れを流して綺麗になったら、その状態をキープできるように、最後に真ん中にある神社に行くと良いと言われています。
この真ん中にある神社がc(いわながひめ)を祀っています。石長比売は富士山の底、裏側にいる人で、最強の岩の神です。地底人かもしれません。
この石長比売のパワーを得ると、その状態が変わらずにずっと留まります。
土というのは、決意というか、自分がこれだけは守りたい、といったとき、もしくは、とても清浄で良い状態を維持させたいとき、そういうときにシンクロさせると良い属性です。
最後が、風の神。
土の属性の逆の性質を持っています。
今は「風の時代」なんて言ったりしますよね。
風の属性には、3次元の物理世界に縛りつけようとするものの拘束を弱くする働きがあります。
自分が行きたいときに、行きたい方向に進める。
魂の欲求のままに動けるようになる。
そんな感じです。
土と風は、どちらが良い/悪いではなく、状況によってそれぞれを使い分けることが大切ですね。
その時その時に応じ、自分が必要としているパワーを受け取りに行くという感じで良いと思います。
水、火、土、風、それぞれどのような感じなのかということについては、文章で表現することは難しいです。
実際に神社やパワスポに行って、体感していただくのが一番良いと思います。
神の名前までは覚える必要はありませんが、とても体感がよく、もっとシンクロ率を上げたいと思う神がいたら、名前を覚えることでパイプが太くなり、エネルギーをより多く受け取ることができるようになります。
そこまで仲良くなりたいわけではなければ、「〇〇神社の神さま」という程度で構わないと思います。
はい、それではお話しは以上です。
全88回のお話しはこれで終わりです。
お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
またどこかでお会いいたしましょう。