77.過去生記憶と転生
過去生記憶と転生の仕組みについて解説いたします。
「過去生のある/なし」は、しょっちゅう語られるテーマですね。
「過去生なんてない」と思ってしまうと、有用なパワーが目覚めなかったりするので、もったいないです。
しかし、過去生にのめり込み過ぎてしまうと、憑依と同じで、過去生データに振り回されて、あなたの今世を生きられなくなってしまうこともあります。
どちらに傾き過ぎてもよくありません。
今の現実をよくするために、どうやって過去生データを上手く利用するのか?
まず言えるのは、「今だけにフォーカスしなさい」という話をする人がいますが、全くそんなことはないということです。
ブラックボックスになっている潜在意識を無視して、顕在意識の意思力だけでできることは高が知れています。
自分一人が幸せになるだけであれば、もちろんそれで構わないかもしれません。
しかし、このブログを読んでくださっている方の中には、この世界を良くして、多くの人を幸せにするといった、使命(ミッション)が大きい人が結構いらっしゃるはずです。
そういう方には「今だけ良ければ」「自分さえ良ければ」というレベルで終わるのはもったいない、と申し上げたいです。
では、転生するというのは、どういうことでしょうか?
それを語るには、まず、魂の定義からお話しする必要があります。
魂の定義は、語る人によって異なります。
だからこそ「過去生がある/ない」といった議論になります。
私が直接見てきた、そして、これまで入手した色々な情報を基に申し上げますと、皆さんが同一性を保ったまま転生することはありません。
よく、大元の一つの意識を「サムシンググレート」とか「ハイヤーセルフ」とか「ワンネス」とか呼びます。
(※以下、ブログ内では「ワンネス」といいます。)
そのワンネスが、いろいろな体験をしたいがために自分の分身を生み出し、肉体の中にインストールします。
分身が肉体を脱いだ後、その分身が体験してきたことをワンネスがデータとして得て、学びを深める。
次はこんな体験をしたいなと思えば、ワンネスはまた別の分身を生み出します。
それが転生です。
しかし、分身の一つを指し、それが「自分」だという認識の下では、その分身=自分視点では、肉体を脱いでワンネスに戻った瞬間に消えてなくなるので、「転生はない」という言い方になります。
転生がある/ない、どちらの言い分の人も、大枠の世界観としては共通しているのではないかと思います。
記憶のデータは基本的に消えません。
この肉体という器が変わるだけです。
それが分かっている方は、今世の器に対して、全然執着がないはずです。
分身である肉体が自分だと思っている人は、失うことが怖いですし、肉体的な事物にフォーカスしがちです。
例えば、性行為に執着し、それが無ければ生きていけない、といった感じで、肉体的、物理的なものに意識を取られがちになります。
もちろん、それは決して悪い事ではありません。
それを体験したいという魂もたくさんいますからね。
ただ、きりがないので、私はそういった魂とは関わらない。
それだけの話です。
このような肉体的、物理的な次元の魂たちが作ったピラミッド社会から抜け出し、自分の世界を創りたくてこのブログを読んでいる方がほとんどだと思うのですが、いかがでしょうか?
話しを戻します。
分身が体験したデータの置き場を「アカシックレコード」と言います。
アカシックレコードに蓄積されたデータは、次の分身が別の体験をしたくて、地球や、地球以外の星に転生をするときに、自由に持っていくことができます。
アカシックレコードには、これまでの全ての分身のデータが入っています。
強烈に膨大なデータの蓄積です。
自分と似たような体験データを持っている「グループソウル」「ソウルメイト」「ソウルファミリー」は、このアカシックレコードの中から持ち出したデータが共通している人が多いです。
もちろん、全く同一人物の過去生データを持っているということではありません。
持っている過去生データ同士が親密だったり、敵同士だったり、良くも悪くも親密な関係性を持っているということです。
過去生データを上手く使えば、過去のデータを今世でも引き継ぐことができます。
RPGゲームの「つよくてニューゲーム」の状態になるわけです。
過去生データをインストールすることで、今まで親密だった人同士が合わなくなって、別れたというデメリットも無いわけではないです。
しかし、こういうデメリットを補って余りある大きなメリットがあります。
自分で過去生を見たり、過去生リーディングを受けて現実が変わった人であれば実感できるところではあるとは思いますが、体験されたことのない場合はイメージがしづらいところかもしれません。
そのデータを見る能力がある人や、それを活かせる人というのは、今世をこの肉体以上に楽しめるので、私はオススメしています。
はい、では今日はこの辺りにいたしましょう。
どうもありがとうございました。