35.神社と寺の違い
お寺も神社も、あんまり興味が無かったけど、エネルギーの話とか、神とか高次元の話を聞くと、いろいろ行ってみたくなるよね。
意外とよくご質問を受ける、「神社と寺の違い」についてお話しします。
神社と寺の違いは、分かりやすく言いますと、神社には鳥居が立っていて、手を洗う手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)があって、拝殿と本殿がある。
お寺には、手水舎があるところもありますが、護摩(ごま)といって、木を火にくべて、煙を浴びて浄化するという装置があったり、仏像があったりします。
私は寺に興味がないので、あまり詳しくなくてごめんなさい(笑)
一番分かりやすい言い方をすると、神社は生きている人間が相手。寺は死んだ人間が相手です。
まあ、原則がそうであって、例外として葬式を神社ですることもありますけど。
例えば、日光にある徳川家康を祀った日光東照宮ってあります。
東照宮は寺と言えば寺ですよね、家康の墓がありますから。でも、鳥居も立っている。家康は自分を神として「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」を神として祀っていますから、神社と言えば神社なので、難しいんですよ。
菅原道真(すがわらのみちざね)が祀られている大宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は神社扱いをされていますので、日光東照宮も神社でいいんじゃないかという気もしますし。
困っちゃいます。
厳密な区別はあんまりなくてもいいんですよ。
神社で祀られている神。「ナントカノミコト」とか「ナントカノオオカミ」という人も、もともとは古代人として実際に存在していた人間で確率がとても高いと思っています。だから、そういう意味では徳川家康や菅原道真と変わりませんよね。
私は、神社も寺も、建物そのものについては好きでも嫌いでもありません。
しかし、昔の人が神社を立てるために選んだ「場」というものが、エネルギーが高いことが多いんです。
時の権力者が、自分のお墓を立てる場所を探すイメージです。
権力者「この土地、いい感じ~♪ここに祀られたーい☆」みたいな。
権力者が抱えていた風水師とか陰陽師とか、秦氏(はたうじ・はたし)とかは有名ですが、そういう人が、「ここ、めっちゃええですよ、めっちゃええ気が入ってますわ」っていうところに目印として神社を立てるということが多いんです。
だから、エネルギーが見えない人にとっては目印になるんです。神社にはいいエネルギーが残っていることが結構ありますから。
逆に、寺は山の中とか暗~いところにある。湿気が多く苔むしている、みたいな。寺は、心の闇に向き合う場所です。
平安時代、貴族が失恋したり現世に疲れたりしたら、頭を丸めて寺に出家しますが、これは観念でいうと「自殺」と同じなんです。
平安時代には「自殺」という物騒な概念が無かったので、この世界にうんざりした、もう未練はない、という人は、死んだつもりで山に籠って出家する。
そのイメージから、寺=死のイメージにつながるというのはあるかもしれません。
自分の心と会話したり内省したり対話したいというときは、寺という場所が心地よく感じる人が結構いるのではないかなと思います。
私は個人的にはあまり好きではありません。というのは、湿気が多いところには幽霊が溜まりやすかったり、構ってちゃん系の念が溜まりやすかったりしますので。
鎌倉もそうですが、寺は苦手です(笑)
ただ、神社も、明治時代以降、私の守護霊「とらちゃん」(大室寅之助)が悲しむ話なのですが、明治天皇をイエス・キリストになぞらえ、神社をピラミッド型に組織し、地方を支配するツールにするという発想ができてしまいました。
天照大神という人造の神を頂点であると勘違いさせ、アマテラスの子孫が天皇であり、天皇を神として崇めるという、ピラミッド型の権力構造にしてしまいました。
この辺りから、神社を嫌っている人もいますが、そこはいったん置いておきましょう。
明治時代以前からある神社もいっぱいありますからね。
昔は社(やしろ)も無かったですし、偶像崇拝も無かったんですよ。
目印として大きな岩(磐座:いわくら)とか、でっかい木(神木)を祀っていました。そういう巨大な木が生えているところは、パワーが強いです。パワーが強い場でないと木も太く育ちません。
神社ではなくても、そういうパワーが強い場が好きな人は、そういうところにいって、エネルギーをチャージすればいいと思います。
結論としては、自分が心地いいんであれば、寺だろうが、神社だろうが、好きなところにいけばいいじゃん、っていうことです。
以上でーす♪
はい、ということでした。
ご質問のお答えになりましたでしょうか?
他にも、「この神社っていいんですか?」っていう質問もたまに受けるんですが、行くタイミングとか、その人の段階によって、いい神社、悪い神社というものも変わってきますので、一概には言えません。
もし私のオフ会で行くことがあれば解説するかもしれませんが、パワースポットに頼って、そこに行けば運気があがる、みたいに考えることは本質からずれているので、そこはちょっと控えめにしたほうがいい気がしますね。
それでは。今日はここまでにしましょう。
どうもありがとうございました。