58.変わる気がない人は変わらない
今日は、「変わる気がない人は、何をやっても変わらない」というお話をしましょう。
私のような仕事をやればやるほど、このことを痛感いたします。変わる気が無い人というのは、例えば、布団にくるまって「まだ起きたくない!」みたいな状態の人です。
それを私が強引にたたき起こしたところで、「うるせー、まだ眠いんだ!」って反発されるのは目に見えていますよね。寝ているネコをいじったら露骨に怒りますが(笑)、あんな感じです。
ただ、変わる気が無い人を無理やりたたき起こす行為、これは、相手が大事な人であればあるほど、やってしまうことでもあります。
「この子はここを直せばもっと上手く行く」「これを知れば、この子はラクに生きられる」というのが、身内ほどよく見えるからです。
そこで、おせっかいを焼きたい衝動がムズムズ起こるんですよね。アドバイスしたくなる。
私も、これまで魂の娘や息子にこれをやってきました。助けたくなってしまうんです。
ちなみに、自分の存在意義が分からないような病んだ状態の人が、他人を助けることで承認を得たくて、無理やり誰かを助けたりすることがあります。これは病気なので、今回お話することとは違います。
では、家族や身近な人を助けたくなってしまった場合、どうすればいいのか?
私のこれまでの経験上、「気になるなら伝えてしまう」というのが結論。「こうしたらいいんじゃないの~?」ってサラっと伝える。
これが「こうするべきなのに、もったいない!」みたいな言い方をしてしまうと、「念」が出てきます。つまり、相手をコントロールしてやろうとする意識が働きます。
例え話をしましょう。
子どもがテクテク道を歩いているとします。
そこに石が転がっている。
「あ、あぶないよ~、そこに石が転がってるからね~」と伝えるくらいであればいいんです。
つい、多くの人がやってしまうのが、その石を先回りしてどけてしまうことです。
これは守護霊という存在もよくやってくれています。知らず知らずのうちに危険が及ばないようにしてくれている。
中には、「マッチポンプ守護霊」という、わざと危険な目に合わせてから助けることで、感謝のエネルギーをたくさん得ようとする存在もいますが、今回は置いておきますね。
ムコアの後編である「スピるパーク」でお話ししたいなと思っています。
私が推奨しているのは、相手に「石があるよ」とだけ伝え、その石にどう対処するかは本人に任せる、というやり方です。
これは、相手が大人だから任せるのであって、幼児とか、リアルのお子さんに対してであれば、もっと別のやり方があるかと思います。
大人の場合、伝えるだけ伝えて、聞くかどうかは本人次第、というのがよい関係だと思います。
それを「ほら、そこに石があるから転ぶよ!」という言い方をする人は、実は「転べ!転べ!」という念を送っています。
そして、もし相手がそこで転んだら、喜びます。口では、「ほらー。だから転んだ。かわいそうに・・・痛かったでしょう?」って言いますが、
潜在意識では「ほーら、私の言ったとおりになった♪お前は私の言ったとおりにすればいいんだ!ザマアミロ!」って思っています。
これは呪いと一緒なんです。
これをされると、子どもは「親の言ったとおりにしなかったから、悪い目に合った」という刷り込みをされてしまう。これで、親によるコントロールが完了します。本当に、おっかない話です。
本題に戻ります。
では、変わる気が無い人に対してどうすればよいか。
情報だけ伝えて、「念」を入れないことです。
自分が知っている情報を相手に伝えてあげないと、不都合が生じそうなときは、伝えてあげます。
例えば「この駅では電車が3時間に一本しか来ないです。待っていても、今日の飛行機には乗れませんよ。」みたいなことはお伝えする。
それを聞いた相手は「行けるところまでいって野宿するから大丈夫です」とか、「え、それは困ります。教えてくれてありがとうございます」とか、そういう判断ができるようになる。
ここに念が入ると、「この駅で待ってても、野宿するハメになるぞ!」みたいな言い方になる。
こういう言い方する人って何がヤバイかと言うと、念を入れるためにMP(精神のエネルギー)を消費してしまうこと。
MPが減ると、一日中テレビゲームをしたり、動画を見続けたときみたいに、ぼーっと、グターっとした状態になります。
つまり、MPが足りていないと、行動することができなくなって、同じような日常をダラダラと過ごすことになります。
だから、その人自身のためにも、他人をコントロールする「念」なんて、極力使わない方がいいってことです。
ここでもうひとつポイント。
みなさんは、生まれる前に『魂のイベント』として、節目節目で出会うキーパーソンを自分自身で決めている、ということです。
なので、そのイベントのメインキャラクターではない人物から、違うタイミングで全く同じ内容のことを言われたとしても、「お前に言われる筋合いはないんだよ!」ってはじかれて、聞く耳を持ってもらえないことがあります。
だから、相手に伝えても全然変わらないときは「あぁ、他にキーパーソンを決めているんだな」と思えばいい。
あるいは、これはよくあるのですが、高く跳ぶ前に低くしゃがみこむのと同じで、高い現実に行きたいと思っている人ほど、その前にめちゃくちゃ低い現実を体験します。
私の周りでも、40歳とか50歳くらいでピラミッド社会の頂点をめざそうとしていたような人が、事故やリストラを境目にして、スパーンと別人になってしまうことがあります。
これは「一陽来復(いちようらいふく)」、「陰極まりて陽となる」なんですね。
こういう人は、魂のシナリオとして、事故などを境に生まれ変わることを自分で決めてきていたということです。
それから、出会う時期も大事です。
相手のタイミングを尊重して、あれこれ言うのを止めて見守ってあげればいいのではないでしょうか?
大切な人であれば、縁が切れてしまうことは絶対にありません。
もし縁が切れてしまうのであれば、その人は本命ではなかった。代替品だったということ。本命は別に必ずいますからね。
いろいろ内容が広がってしまいましたが、今回はここまでにしましょう。
どうもありがとうございました。