26.一霊四魂という考え方
肉体には性別があるけど、魂には性別がない。パラメーターとして分類するのって、理解を深めるのに役に立つよね。
「魂」とか「転生」とかの考え方のベースとなっている「一霊四魂(いちれいしこん)」という考え方を紹介します。
これは日本の神道でよく言われている考え方です。
魂の中心に「直霊」があります。これは「なおひ」と読みます。
直霊(なおひ)を中心として、東西南北に
- 和霊(にぎみたま)
- 荒霊(あらみたま)
- 幸霊(さきみたま)
- 奇霊(くしみたま)
の4つがくっついている、というのが魂の構造です。当然、目には見えないものなので、あくまでそういうものだという定義です。
※図は、たっくんのググった知識による補足です。ムコア動画では、「荒霊=男性的、和霊=女性的」とだけ解説されています。
四魂(和霊、荒霊、幸霊、奇霊の4つ)は、簡単にいうと、RPGゲームの能力です。「ちから」「たいりょく」「すばやさ」みたいな。あれが四魂に相当します。
四魂は、今世の肉体に由来する部分が大きいです。
例えば、今世はスポーツが得意だけど、前世は陰キャでひきこもりのオタクでした、という場合もあります。
表れている能力は全然違うけど、根本的な性格は一緒ということ。例えば「何か一つ気になることがあったら、追究せずにはいられない性格」みたいに。
そういう性格のベースがあったうえで、「今世は、錬金術を研究しよう」とか、「山にいってスキーをしまくるぞ」とか、本質は変わらないけど、肉体を通じて現れる能力が異なることで、外に表れるものも違うということです。
私は、今世ではノリで生きちゃってるみたいな人なんですが、過去生では「弁護士」だったこともあります。
一見、今の私と弁護士という職業は共通点がなさそうですが、本質を見ていくと、「愛する人を護りたい」という性格が強く、過去生では「愛する人が政府に囚われてしまったので、助けるために弁護士になりました」みたいなことがよくあるんですね。
ということで、一番大切なのは魂の中心、直霊(なおひ)です。
直霊を見ると、こういう性格なんだなとか、こういう哲学で、こういうことを美徳として生きているんだなとか、だいたい分かっちゃうんですよ。
なぜかというと、直霊の部分は、どんな肉体であろうと、転生しても変わらないからです。もちろん新しい体験をすることでアップデートされては行きますが、本質的な根本は、ずっと一緒なんです。
なので、私が過去生のデータを見るときには、色々な過去生の「共通点」をまず見つけます。いろいろな行いをしているが、その元の動機は何なんだろう?って。その動機をみて、「なるほど、この人はこういう生き様を望んでいるんだな」という風に、ある程度の共通点が分かります。
私と直接お会いして、過去生を見せていただいた方は分かると思いますが、「〇〇さん。あなたって本当はこういう性格なのに、皮をかぶって演じちゃってますねー」みたいなことを言うことがあります。それは、私が直霊(なおひ)を見ているからです。
エネルギーが繋がると、その人の今までの歴史が見えてきます。よく「走馬灯のように、自分の人生の行いがフィルムのようにつながって見える」と言いますが、あんな感じで私の脳内でその人の過去の歴史が映像として再生されるんです。
この人はこういう星にいて、こういう軌跡をたどって、今この星にいて、こういうことをやりたいんだな、ということが、大体見えてきます。
ただ、決めつけは良くないです。あくまでその映像を見ている私の一個人としての解釈でしかないんですよ。
この世界でも、誤解されることっていっぱいありますよね。Twitterみたいな短い文章だと誤解の塊で、どんどん変な方向に解釈がズレていくってこともあったりします。
だから、私も決めつけず、「こういう風に見えましたが、こういうことをやってみたら楽しいんじゃないでしょうか?」という風にお伝えしています。
本人も気づいていないような自分の魅力。自覚しているけど、魅力とも何とも思っていない、当たり前と思ってしまっている魅力について、第三者の視点からの解釈をお伝えする、というスタンスですね。
一霊四魂(いちれいしこん)の話からはずれてきてしまいましたので戻します。
よく神社に行くと「ナントカのミコト奇霊(くしみたま)」とか、「ナニナニのオオカミ荒霊(あらみたま)」とか、そういう名前で書いてあるんですね。
人間でもそうだと思いますが、ブチ切れて怒り狂っている時とか、温和で優しい時とかありますよね。神も同じで、神の性格の一部分を取り出して、「ナントカのカミ和霊(にぎみたま)」と称して祀ってあります。
魂には性別が無いのですが、和霊(にぎみたま)は女性的、荒霊(あらみたま)は男性的で行動的、みたいなイメージはありますね。
こういう言葉を神社で見かけたときには、楽しめるかなと思います。
はい、では今日はここまで。
ありがとうございました。