9.祈りのパワーと使い方

言葉のパワーを上手く使えば、欲しいものが手に入り、目標も達成できる。言葉は「祈り」でどんどんパワーアップ!素直な思いを人や神に祈って伝えてみよう。


前回は言霊と祝詞についてお話したので、

今日は「祈り」というものについて話してみようと思います。


祈りって、実は最強のツールなんですけど、

使い方を間違っちゃってる人が結構いるから、あんまり現実化しないんですね。

なので、今回、「祈り」の定義をしっかり皆様にご理解いただいて、

効率的に使っていただくと非常に効果が高いので、毛嫌いせずに聞いていただければと思います。

まず、祈りの語源なんだけど、

「い」+「のり」

なんです。

「い」というのは、意志、意思、意見の「い」。

この自分の意見、意図を「のる」こと。

「のる」っていうのは、漢字だと「宣る」。

「自分の意見、意図」を「宣言する」ことが「い+のり」です。

「私はこれをしたい!」とか「こうなりたい」って口に出すのが大事で、

これって、音を震わせて現実化させているんです。

もちろん、念じているだけでも悪くはないんですよ。

念じていてもエネルギー空間が書き換わって行くんですが、

実際に自分が声に出して音で震わせることによって、

3次元世界、物理世界に影響が及びやすいんです。

だから広い意味でいうと、

「俺はこう思っているんだ、こうしたいんだ」みたいなことを、話をちゃんと聞いてくれる人に向かって語ったりしますけど、それはもう「いのり」なんですね。

意図を宣言する。

話が合わない人に語っても「いのり」の効果は出ません。

全然、「いのり」が増幅しないからです。

でも、ちゃんと分かって聞いてくれる人に話すと、

「いのり」が「グワングワングワン・・・」って広がっていく。

弥生時代に「銅鐸(どうたく)」っていうツールがあって、

「これって何に使うんだろう?」なんて言われてたんですけど、

あれって、巫女さんが、自分の声をグワングワンと増幅させてエネルギーを降ろすためのツールだったんです。

もちろん日本史では教えないですよ、謎のツール扱いです(笑)

まあそんなことで、「声に出して言う」って、ものすごく大事ってこと。

そして、あなたの「いのり」を増幅してくれるのは、本気で聞いてくれる人。

全然話が通じない人

馬鹿にしてくる人

マウントしてくる人

こんな人に言うのは逆効果なんです。

打ち消されてしまう。

アルカリ性の水に、石鹸の泡が消えちゃうのと一緒。

もし逆に、相手のパワーの方が強いと、自分の心が折られてしまうこともある。

だから聞いてくれない人には決して話さない。

私が個人的に思ってるのは、

「ツインソウル」とか「ソウルメイト」とか、

そういう本当に心を許して本音で語れる人に出会えたなら、

その人に「いのる」のが一番良いです。

「そんな人周りにいないよ」っていう人は、

自分と縁が深い神社に行って宣言するのもいいですね。

「私はこれこれをこうします」って。

いのり方のポイントとしては、潜在意識の分野でも言いますが、「完了形」でいのること。

「私はこうしたい」というと、こうしていない自分、つまり、「まだ達成していない状態の自分」が固定されます。

「あれが欲しい」というと、まだ手に入れていない、欠乏した状態が現実化します。

「私はこうします」「私はこれを手に入れます」という感じで、

完了形でいのる方が潜在意識的にはいいです。

「お金がほしいです」ではなく「〇〇円稼ぎます」。

ここで大事なポイント。

いのりは、「執着」が入るとむっちゃ周波数が「重く」なります。

周波数が重くなるっていうのは、視野が狭くなり、自由度が減る、ということです。

もちろん、一心不乱に突き進めるので現実化しやすい、っていう一つの側面もありますが、

「このルートじゃなきゃいやだ」、っていう想念が入っちゃうから、

もっと手っ取り早い解決策とか、ショートカットが見えづらくなり、

現実化が遅くなることがあります。

なので、そこは注意点ですね。

祈り、宣言をしたら「それについて忘れる」っていうのが実は一番叶えやすいんです。

願い事って、言ったのを忘れたころにポロっと来たりするんです。

有名なのが、元旦に手帳を開いて「今年私がしたい100のこと」とか書きますよね。

それで放置するんですよ。

ポイっと。

忘れちゃう。

で、大晦日になって開くと、

「あ。これできてる。これもできてる!これは叶ってないけど、別に必要ないかもな」

ということが結構あります。

頭で考えて意図していると、過去のデータの蓄積が多い分、曖昧性、柔軟性がなくなるので、逆にスムーズに現実化できないということになります。

なので、「こういう状態になっていたい」っていう意思は強く。

でもその手段にはそんなにこだわらない。

もちろん、このバランスは難しいところなんですけど、

祈りをうまくマスターできたら、現実化がすごく早くなりますよ。

人によって得意ジャンルと不得意ジャンルがありますが、

みなさん、ぜひ祈りをマスターしてください。

祈る相手の優先順位としては

  1. 本当に聞いてくれる人
  2. 縁が深い神様
  3. 紙に書く

というのがいいかなと思います。

ノートに書いておいたり、

書いたものを見えるところに貼って意識化するっていうのもいい方法ですね。

最後に、祈りといっても、「依存」は論外です。

例えば「素敵な彼氏が欲しい」ですとか言って、

ずっと受け身で何もしないというのはダメ。

素敵な彼氏が欲しいんだったら、

行動しなければいけないんですよ。

なんでもいいんです。

ネット婚活してみるとかさ。

相席の居酒屋行ってみるとかさ。

この世界では、行動を起こさないと現実は変わらないですよ。

祈りだけして、あとは寝て待てだと、

非常に叶いづらいと思います


はい、じゃあ今日はここまで。

ありがとうございました。