8.祈り・言霊について

言葉には、パワーがある。たくさんの人が、同じことを思いながら、長い時間かけてその言葉を唱えれば唱えるほど、どんどんそのパワーが上がっていくんだ。

今日はですね、「祝詞(のりと)」と「言霊(ことだま)」について語ってみようと思います。


祝詞ってわかるかな?

いろんな祝詞があるんだけど、

神社の神様の前で、ウンタラカンタラと言っているやつね、あれを祝詞って言います。

仏教の「お経」とか「真言(しんごん)」とかと似たようなものと思ってください。


で、あれって、もちろん、意味はしっかりあるんですよ。

意味のない文字の羅列ではないんですけど、

あの祝詞を唱えると、例えば

「凄く体がすっきりしました!」とか、

「場が浄化されました!」とか、

「すごいエネルギーが降りてきました」とか、

どうしてそういうことが起こるのかっていう、メカニズムを解説してみようと思います。


まず、祝詞の言葉そのものにエネルギーがある、ということ。

有名な実験では、例えば水を二つの容器に容れる。

どちらも普通の水道水です。

片方は「ありがとう」って書いた紙の上に置く。

もう片方は「てめえ死ね!」みたいな、汚い言葉を書いた紙の上に置く。

しばらく待っていると、水の分子をみたら全然違う。

「ありがとう」の方はめちゃくちゃきれいな感じ。

汚い言葉の方は、水が汚れてしまっていたいう、そういう実験があります。

言葉がエネルギーを持っていて、何らかの影響を与えるというのは、まず間違いないことだと言われています。


日本の人は結構そのことを感覚的に知っていますよね。


例えば、ムカつく人に対して「あんな奴死んじゃえばいいんだ!」なんて言ってしまったとき、「いやいや。そんなこと言ったら現実化しちゃうからだめですよ、めっそうもない」っていう年配の方、結構いらっしゃいますよね。「そんなこと縁起でもないから言うもんじゃないよ」って。


それって、言葉が現実化するっていうエネルギーの存在をしっかり知っているからなんです。

頭で知っていなくても、心の感覚で分かっているから出てくる言葉なんです。

それと一緒です。


言葉にはエネルギーがありますが、


エネルギーがどれ位たまっていて、どの程度の威力があるのかについては、言葉によってピンキリなんですよ。


例えば有名な祝詞がいくつかあるんですけど、いちばん使われているのは神社系だと「天津祝詞(アマツノリト)」っていうやつですね、詳しくはググってください。


天津祝詞 っていうのは、確かに言葉には威力があるのかもしれないけど、その言葉の意味を解説してみると、

高天原(タカマガハラ)っていうのは神様がいる世界で、そこにいらっしゃる神漏岐(カムロギ)、神漏美(カムロミ)っていう2柱がいて、皇族の祖先である伊邪那岐(イザナギ)っていう神が筑紫(つくし)、日向(ひむか)って九州の地名なんだけど、そこで禊(みそぎ)をしたときに、現れた大神(オオカミ)たち・・・

みたいな。

単なる歴史みたいなことを、つらつらと書いてあるだけなんですよ。


なぜそんな言葉のにパワーがあるかというと、

天津祝詞を唱えることで、祓戸の大神等(ハラエドノオオカミタチ)っていう4柱が降りてきて、場が清浄になるっていう「設定」をした人がいる。


代々多くの神官たちがそう教わって、2000年以上、カムヤマという人が天皇になって、2600年くらいでしたっけ?

その間、ずーっと唱えている。


つまり、何が言いたいかっていうと、

言霊のパワーっていうのは、天津祝詞っていう、データベースがクラウドみたいにあるんですけど、

そこにどれだけ多くの人が、どれだけ時間かけて、本気で、祈りのパワーを入れたかによって、天津祝詞っていうデータベースはどんどんレベルが上がっていく。

で、レベルが高い情報空間にアクセスすると、エネルギーがどばーっていっぱい降りてくる。


逆に、今、作り立てのエネルギーの場があるとする。

なんでもいいんですが、たとえば私の名前である「天野尊貴(アマノトウキ)」って唱えると、人間関係がクリアになって嫌な奴が消える、っていう設定をする。


この天野尊貴という単語を知っているのって、このブログを読んでくださっている方と俺くらいしかいない。

年数だってまだ何日しかない。

パワーの蓄積が全然違います。


唯一、勝てそうなのは本気度。

私のお伝えしたことを知っていて、こうなればこうなるってこと、化学式や数式を覚えるようにやっていると、本気度は凄く上がる。


多くの人を巻き込めば巻き込むほど、長い年月を掛ければ掛けるほど、「現実化力」が上がっていきます。


「カタカムナ」のパワーが強いのは、縄文レムリアの時から1万年以上の時間を掛けているからです。


真言っていうのは、本気の人だけがアクセスしているから威力が高い。

本気じゃない人が疑いながら唱えたりすると、逆に威力が下がる。だから、真言とか神社の祝詞とかって、気安く人には教えないんですよ。

特に秘伝と言われているものは。不純物が混ざってレベルが下がらないように隠している、という一面がありますね。

とにかく、本気度が高い人が、長い年月を掛け、多くの人を巻き込むほど、凄いエネルギーが降りて来るというメカニズムです。


はい、では祝詞に関することはここまでにしよう。
どうもありがとうございました。
失礼します。