87.産土

今回は「神様系」のお話しです。

「産土(うぶすな)」とは、一人ひとり専用の神さまのことです。

よく産土神社(うぶすなじんじゃ)という言い方をしますね。

自分が生まれ育った土地の管轄の神社が、皆様の産土神社です。

しかし、これは99.999%どうでもいいことです(笑)

ある町に八幡宮があったとしたら、その土地の産土は、全員、誉田別命(ほんだわけのみこと)でしょうか?

日本には八百万の神という表現がありますよね。

ちなみに、古代語の「八」というのは、現代の数字の8という意味というよりは、たくさん、a lot of、manyの意味で使います。

800万という具体的な数値を表現しているのではなく、無限、無数という意味合いで、一人ひとりが違った生命体で全てが神です、という考え方です。

八百万の神が産土であって、一人ひとりに宿っている、という話です。

産土神というのは、具体的にどんな姿をして、どんな性格なのでしょうか?

私はイメージしやすい言い方でいいます。

なぜなら、イメージが具体的な方がエネルギーがリンクしやすくなり、より強くなるからです。

私が産土と呼んでいる神というのは、「自分の肉体の細胞たち」です。

ただ、細胞の一つひとつに毎日「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」・・・・と声を掛けることは現実的ではありませんね(笑)

だから細胞を全てひっくるめて「産土神、ありがとう♪愛しているよ」とやれば、全ての細胞に同時に入ります。

こうやってひっくるめるために、「産土」という呼称を使用しています。

この肉体が生まれ、成長してきた場所はどこでしょうか?

出産のときだけ母親の実家に行ったが、育ったのは別の場所、という方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、どこが産土になるのでしょうか?

それは肉体に尋ねてみてください。

ご自身がどちらの土地に行ったときに体が緩んで心地よくなるかで判断してください。

もちろん、どちらの土地にもシンクロしないひともいます。

器である肉体と魂は、車と運転手のようなものなので、肉体が喜ぶ場所と、魂が喜ぶ場所が違うひとが結構います。

魂的には全然心地よくなかったとしても、肉体=産土のためだとおもって、一度ご自身が生まれた土地、幼い時に生まれ育った土地に行ってみてほしい。

忙しい人は難しいかもしれませんので、思いを馳せるだけでも構いません。

ただ、実際行った方がデータが色々上書きされますし、新しい思い出ができることでしょう。

土地に対して愛着が湧くほど、産土に対する愛着も湧きます。

土地への愛着と体への愛着というのは意外とシンクロしています。

体へのラブが強くなるほど、体を育んでくれてありがとう、という感じで、土地や生まれ育った地域へのラブが強くなります。

ラブが強くなるから、そのエリアに自分が行ったときに、エネルギーが混ざり合って、パワーがたくさんでます。

私は愛知県の生まれです。愛知県なんて何もないところなどと言われますが、実際、名古屋は全然好きではなく、エネルギーが湧きません。

三河の方も何もありませんし、高速バスで道の駅に寄ったら、マスク無い人はお断りという看板が出ていて辟易しました(笑)

しかし、なんだかんだ言って、「落ち着く」という感覚があります。

自分の軸がブレたとき、ゼロに戻してくれる。

ぜひ産土に行って、その土地の空気を思い出して欲しいのです。

それが体と魂のシンクロ率を上げることにも繋がったり、感謝力を上げることに繋がります。

何も用事が無いとか、生まれ育った場所の近くにいく用事ができたときは、少しの時間であっても寄ってみることをおすすめいたします。

別に神社である必要はありません。

その土地の大きな岩とか、木とか、自分の好きな風景とか。

そこで自分の器に思いを馳せて感謝してみてください。

そのことで体と魂のシンクロ率が上がれば、現実化力があがります。

フリーエネルギーですよ(笑)

皆さまに従順で、一番のファンである肉体の細胞たちを、ぜひ労わってあげてくださいね。

はい、では今日はこのあたりにいたしましょう。

どうもありがとうございました。